新潟市は18日、能登半島地震発生を受け検討してきた液状化対策工事について、30日に工法の方向性を決め、8月上旬に住民説明会を行うと明らかにした。対策工事を望むかどうかの住民意向調査は当初予定より前倒しする。中原八一市長が18日の定例会見で説明した。

 新潟市は被害が大きかった西区寺尾周辺、同区黒埼、江南区天野の3地区で5月末までボーリング調査などを実施。調査で分かった地盤の特性を踏まえ、どの液状化対策が可能か解析を進めてきた。

 市は30日に開く対策検討会議で、地下水を地区外に排出する「地下水位低下工法」と、地中にコンクリートの壁を配置する「格子状地中壁工法」が、それぞれどのエリアで有効かを提示...

残り230文字(全文:530文字)