
セレモニーで記念撮影するフラー社員たち=7月24日、東京証券取引所
スマートフォンアプリ事業のフラー(新潟市中央区)は24日、東京証券取引所の新興企業向け「グロース」市場に株式を上場した。2023年6月に上場の承認を受けたが、情報管理の課題を理由に中止した経緯があり、2年を経て上場を実現した。グロース市場への上場は県内初となる。
特定投資家向けのプロマーケットを除く県関係企業の新規上場は、18年のスプリックス(長岡市)以来。フラーの上場で計36社となった。
24日は東証でセレモニーが開かれ、社員ら約50人が参加した。フラーの山﨑将司社長(37)は、東証の岩永守幸社長から上場通知書を受け取り、記念の鐘を打ち鳴らした。この日の売り出し価格は1170円。買い気配で終わり、初日は...
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