
切り絵のラベルと薄い青色の透明な瓶で清涼感が際立つ純米吟醸原酒「涼鈴」=加茂市仲町
老舗酒造会社の雪椿酒造(加茂市仲町)が、伝統和紙「加茂紙(がみ)」の切り絵をラベルに使った純米吟醸原酒「涼鈴(すずり)」を数量限定発売した。切り絵は地元の作家が一つ一つ手作業で仕上げ、金魚と水紋のデザインが涼を誘う。厳しい暑さが続く中、杜氏(とうじ)は「キンキンに冷やして味わってほしい」とアピールしている。
雪椿酒造は1806年に創業。2011年から、醸造アルコールを加えず、米と米こうじ、水のみで仕込んだ純米系の日本酒のみを製造する。
今回の商品を発案したのは、24年10月に社長となった鈴木一陽さん(50)。本社近くに加茂紙の製造拠点があり、連携を検討していたところ、加茂紙の切り絵作品を手が...
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