
雨で貯水率が大幅に回復した早出川ダム=8日、五泉市小面谷
6日から佐渡市や下越地方を中心に続いた大雨の影響で、県内の多くのダムで貯水率が回復した。県のまとめによると、4日朝に貯水率が0%となった早出川ダム(五泉市)では、8日午前8時時点で94・2%と大幅に上昇した。ただ、上中越の一部では貯水率が低いダムもあり、県などは引き続き農作物の管理徹底などを呼びかけている。
・上越地域のピーマン出荷減…茶色く変色し大量廃棄「早く雨降って」
・新潟市・佐渡・下越で久々の雨!
・魚沼地域で猛暑と水不足に不安の声 八色西瓜は空洞化、山菜は葉焼け
県によると、県土木部が管理する県内17ダムの平均貯水率は8日午前8時時点で84・5%と、7日午前8時時点より10・2ポイント上昇。15ダムが70%を上回る。
早出川ダムでは一時貯水率が0%になり、上流では斜面や底が見えていたが、今回の雨で水がたまった。早出川の水を農業用水として使う早出川土地改良区(五泉市)の一部では、取水の輪番体制を解除した。

貯水率が一時4割を切った笠堀ダム(三条市)は83・4%に回復したが、広神ダム(魚沼市)は10・5ポイント増の31・9%、正善寺(しょうぜんじ)ダム(上越市)は...
残り849文字(全文:1351文字)