
加茂ユナイテッドが導入したアイガモロボと雑草が抑えられた水田=加茂市
2024年から有機栽培に取り組む加茂市の農業法人「加茂ユナイテッド」。ことし0・3ヘクタールでコシヒカリBLを育てている。ここでは田植え以来、除草作業は一度も行っていない。(8回続きの4)
8月中旬、水田では稲が1メートルほどの高さに成長。陰に隠れるように、株間に30〜50センチほどの雑草が点々と生えていた。雑草の繁殖を抑える「アイガモロボ」の効果で作業量を少なくできているという。
水田用の自走式抑草装置アイガモロボは、有機米の販売やロボット開発を手がけるNEWGREEN(東京)が生み出した。装置の底に付いたブラシで水田の土をかき回して濁らせ、雑草の生育を抑制する。
農林水産省の資料によると...
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