モンゴルで開かれた県産米のPRイベントでコメや新潟の紹介をする花角英世知事=ウランバートル
モンゴルで開かれた県産米のPRイベントでコメや新潟の紹介をする花角英世知事=ウランバートル

 新潟空港から空路で約5時間。草原の国モンゴルは日本の4倍の国土に新潟県人口の1・7倍の約350万人が暮らす。近年、都市部にコンビニエンスストアが急増し、おにぎりや弁当などの米食需要が伸びており、コメどころの新潟県企業は輸出の可能性を早くから探ってきた。今夏運航されたモンゴルへのチャーター便に乗り、市場開拓の取り組みを現地取材した。(報道部・細山謙治)

<上>新潟米に変えたらおにぎり売上増!モンゴルで県産米の人気じわり

 「すしは日本のコメでないとしっかり握れないし、甘みが出ない。すしブームで日本食店も増えている」

 モンゴルの首都ウランバートルで8月に初開催された県産米のPRイベント「ライス・エキ...

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