
柏崎刈羽原発
新潟商工会議所の福田勝之会頭は22日の定例記者会見で、東京電力柏崎刈羽原発柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は主に関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に、6号機は2025年に全ての審査に「合格」した。7号機は2024年6月に技術的には再稼働できる状況が整った。の再稼働東京電力福島第1原発事故を受け、国は原発の新規制基準をつくり、原子力規制委員会が原発の重大事故対策などを審査する。基準に適合していれば合格証に当たる審査書を決定し、再稼働の条件が整う。法律上の根拠はないが、地元の自治体の同意も再稼働に必要とされる。新潟県、柏崎市、刈羽村は県と立地2市村が「同意」する地元の範囲だとしている。の是非を巡り「県民にとって安全が守れるようまっとうに県議会で議論してほしい」と従来の考えを再度述べた。県会9月定例会は30日に開会するが、県商工会議所連合会として再稼働を求める県会への請願提出も改めて「予定はない」とした。
福田会頭は、国のエネルギー政策上、電源の一つとして原発の再稼働に理解を示した。その上で「県民の安全が果たしてマッチングしているのかというのはまだまだだ」とも語り、さらなる安全対策への取り組みが必要との認識を示した。...
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