山田花作直筆の書や写真が飾られた店内で話す山田ゆみさん=10日、新潟市西区小針
山田花作直筆の書や写真が飾られた店内で話す山田ゆみさん=10日、新潟市西区小針

 新潟日報の前身、新潟新聞主筆で歌人の山田花作(本名穀城(よしき)、1876〜1933年)の親族が、新潟市西区小針上山にガレット専門のカフェ「Hanasaku(ハナサク)」を開いた。花作の息子の旧宅である店内では、花作の写真や直筆の掛け軸も展示。親族は「カフェを通して花作についても知ってほしい」としている。

 花作は明治後期から晩年まで新潟新聞で県政記者や主筆を務めた。歌人としても活躍。与謝野鉄幹、晶子夫妻とも親交を深め、県内の短歌革新運動を進めたことなどで知られる。

 カフェは8月にオープンし、...

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