
慶応大の錦田愛子教授
トランプ米大統領による和平提案を受けて、イスラエル・ガザ戦争がついに停戦に向けて動き出した。発表では、イスラエルとイスラム組織ハマスの双方が、和平計画の第1段階で合意した。
具体的内容はまだ明らかではないが、イスラエルの人質全員が13日にも解放され、代わりにパレスチナ人政治犯約2千人が釈放されるという。既に具体名を挙げて交渉が進められているようだ。
エジプトのシャルムエルシェイクでの交渉には、中核となるイスラエルのデルメル戦略問題相や米国のウィットコフ中東担当特使らも加わった。仲介国としてカタールとエジプトに加えて、トルコも入ったのが新しい動きだ。果たして戦争は終結に向かうだろうか。
交渉は...
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