大白川生産森林組合が管理するブナ林に立つ浅井守雄組合長(左)と紙谷智彦・新潟大名誉教授=魚沼市大白川
大白川生産森林組合が管理するブナ林に立つ浅井守雄組合長(左)と紙谷智彦・新潟大名誉教授=魚沼市大白川

 農林水産省などが主催する2025年度農林水産祭で、魚沼市の大白川生産森林組合が林産部門で最高賞の天皇杯を受賞した。ブナ林を持続的に育成し、製材店や家具店などと連携したブナ材を活用する取り組みが評価された。浅井守雄組合長(70)は「先人が築いてきたブナ林と関係者の支援により、名誉ある天皇杯を受賞でき、心から感謝したい」と喜んでいる。

 昨年7月〜今年6月に農水大臣賞を受けた全国の農林水産業者453件の中から、農産・蚕糸、園芸、畜産など7部門ごとに天皇杯など3賞が選ばれた。新潟県からは唯一の受賞。11月23日に都内で表彰式が行われる。

 大白川生産森林組合は1972年、入広瀬村(現魚沼市)大白川地区...

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