魚沼市産材のおもちゃを贈られた家族=魚沼市小出島
魚沼市産材のおもちゃを贈られた家族=魚沼市小出島

 魚沼市は2025年度、市産ブナ材で作ったおもちゃを乳児に贈る事業を始めた。小さな頃から保護者とともに市産材に親しんでもらい、郷土愛の醸成や市産材製品の需要開拓につなげる狙いだ。

 おもちゃは、優しい肌触りの大白川地区産ブナ材の内部に鈴などを入れ、カラカラと音が鳴る。おにぎりなど5種類の形から一つを選べる。生後2〜3カ月ごろの乳児の家庭訪問の際に市職員らが手渡す。本年度の対象者は約130人を見込む。森林環境譲与税を財源として、62万円を予算計上した。

 10日に小出島の子育て支援センターぱぴぷで贈呈式が行われ、親子2組が出席した。市職員が市産材おもちゃを一つずつ手渡した。

 堀之内の夫(24)と妻(...

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