
小柳胖氏の資料から「戦争とメディア」について考えたシンポジウム=11日、新潟市中央区
新潟日報社第4代社長で、太平洋戦争末期に米軍の捕虜となった故・小柳胖(ゆたか)氏の資料から「戦争とメディア」について考えるシンポジウムが11日、新潟市中央区の新潟日報メディアシップで開かれた。メディア関係者らが登壇し、小柳氏の体験を通じてメディアのあるべき姿について語り合った。
にいがた文化の記憶館(メディアシップ5階)で11月3日まで開催中の企画展「捕虜になった記者 小柳胖」の関連イベント。約90人が来場した。編集局長だった小柳氏は1944年2月に召集された。戦争末期に硫黄島で米軍の捕虜となり、ハワイの収容所に送られ、終戦を促す対日宣伝ビラを作成した。
早稲田大学政治経済学術院の土屋礼子教...
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