
 ジャパン・ソサエティーのジョシュア・ウォーカー理事長(同団体提供)
    トランプ米大統領と高市早苗首相が会談し、日米同盟の強化を確認した。高市氏はトランプ氏来日に先立ち、防衛費増額や安全保障関連3文書改定の前倒し実施を表明し、米国の関心事項を先取りした。
これは賢明なシグナルで(米側からも)好意的に受け止められた。初会談に当たり、トランプ氏と個人的関係を結んだ安倍晋三元首相の豊富な経験が高市氏のチームにも継承されており、強い感銘を受けた。
私の見るところ、日米間の最大の課題は7月に合意した5500億ドル(約83兆円)の対米投資にある。日本は投資や融資、融資保証を約束したが(トランプ氏は出資を求めており)双方の認識が食い違っている。
だから、防衛や経済安全保障など...
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