
 神保謙・慶応大教授
    日米首脳会談が開催された。トランプ大統領の下で変容する米国とどう向き合っていくのか。同盟強化や関税合意の履行、首脳間の信頼関係構築など課題は多い。今回の会談の意義と評価について、日米の識者が論じた。
◇ ◇
高市早苗首相は就任したばかりなのに、非常にいいタイミングでトランプ米大統領が訪日し、首脳会談を行うことができた。新首相として日米同盟の重要性を確認できたのは良かったのではないか。会談の雰囲気も好意的だった。日本にとって、日米間の課題を能動的に乗り越え、健全な同盟を築いていくための資産になったと言える。
「米国第一主義」を掲げるトランプ氏は、従来の同盟関係を維持し続けたいとは思...
残り1180文字(全文:1480文字)
 
    























