取材に応じる細井響=10月23日、横浜市
 取材に応じる細井響=10月23日、横浜市
 9月12日の町田戦後半、スローインする横浜FC・細井響=Gスタ
 10月25日の柏戦で細谷と競り合う横浜FC・細井響(右)=三協フロンテア柏スタジアム
 10月25日の柏戦でスローインする横浜FC・細井響=三協フロンテア柏スタジアム
 2024年12月28日、全日本大学選手権決勝に臨んだ新潟医療福祉大の細井(後列右、背番号5)。試合は東洋大に0-1で敗れ、準優勝だった
 9月12日の町田戦で望月(左)と競り合う横浜FC・細井響(中央)=Gスタ

 「回り道」でたどり着いた夢舞台で、確かな存在感を示している。サッカーJ1横浜FCの細井響は、新潟医療福祉大に所属しながらJリーグの試合に出場できる特別指定選手として今季J1デビューした22歳。ロングスローでも脚光を浴びるDFは、中学時代にJ1柏ユース昇格を逃す挫折を味わった。「回り道をしたかもしれないけど、プロになる大きな目標を達成できたのは良かった」と、言葉に実感を込める。(共同通信=大島優迪)

 ▽豪快ロングスローから初得点

 9月28日、J1残留を争っていた湘南を相手に決めたJ1初得点で一気に注目を集めた。「役目をいただいているからには、どうにかして点につなげたい」と、右サイドからライナー...

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