
目玉種目「エンデュランス」に出走した神戸大のマシン=9月、愛知県常滑市
大学生チームが1年かけて製作したレーシングカーで競う「学生フォーミュラ日本大会」が20年以上続いている。マシン性能は年々進化。自動車業界に就職する参加者も多く、愛知県国際展示場(常滑市)で開かれた今年は国内外の83チームが参戦した。安全性を第一に、スピード、かっこよさも兼ね備えたマシンづくりに青春を懸ける。
学生フォーミュラは「教室の中だけでは優秀なエンジニアが育たない」との考えから米国で始まり、日本では自動車技術会が2003年から開催。内燃機関車(ICV)と電気自動車(EV)の2部門があり、学生が自ら企業や団体と交渉し、費用や技術的支援を受け製作に挑むのが特徴だ。
各チームは事前に試走動画...
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