「雰囲気のある間接照明や、どこかにかわいらしさを感じる喫茶店が好み」と語る飯塚めりさん
 「雰囲気のある間接照明や、どこかにかわいらしさを感じる喫茶店が好み」と語る飯塚めりさん
 「雰囲気のある間接照明や、どこかにかわいらしさを感じる喫茶店が好み」と語る飯塚めりさん
 「喫茶店観察家」の飯塚めりさん
 「喫茶店観察家」の飯塚めりさん

 喫茶店に入ると、まずは一息。注文したものが運ばれると、手のひらサイズのスケッチブックに、コーヒーカップや店内のインテリアを30分で描き上げる。イラストレーターの飯塚めりさんは「喫茶店観察家」だ。

 代表的なメニューや感想と一緒に、繊細でかわいらしい絵で店の空気感を表現する。「お店に身を置くと、心の独り言がどんどん出てくるので、それを絵と一緒に書きとめるんです」

 気分に合わせて、「薬を処方する」ように店を選ぶ。喫茶店巡りは手軽にできる「心の散歩」なのだと言う。多くの人に楽しさを伝えるため、作品は交流サイト(SNS)に投稿し、何冊もの本を出版してきた。

 札幌育ち。祖父が北海道室蘭市で喫茶店を営んで...

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