新潟競馬場の誘導馬・オースミムーン(左)とクルーク

 新潟競馬場開設60年の節目の年がまもなく暮れます。年の瀬となり競馬界の関心は、28日に千葉県の中山競馬場で行われるGⅠ有馬記念に集まっています。有馬記念を調べると、新潟競馬場と意外なつながりがありました。有馬記念の馬券を検討するヒントになるかもしれません。まずは、今年の人気テレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」の関係をひもときます。

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 最終回が終わったばかりのテレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」は、馬主、牧場、厩舎(きゅうしゃ)、騎手ら関係者が有馬記念の勝利を目指し、悲願を継承していく物語でした。

テレビドラマ「ザ・ロイヤルファミリー」に登場したロイヤルファイトのゼッケン=新潟競馬場
ロイヤルファイトを演じたオースミムーン

 このドラマに新潟競馬場の誘導馬オースミムーンが、「ロイヤルファイト」役で出演しました。有馬記念を目指すドラマの起点になった馬です。
 第1話で、ロイヤルファイトは新潟競馬場で行われた3歳未勝利戦で惜しくも2着に敗れました。その後も有馬記念に出走できなかったようですが、テレビから飛び出し、現実の新潟競馬場でファンを喜ばせる機会がありました。
 今年最後の新潟開催となった10月26日に、オースミムーンが誘導馬としてロイヤルファイトのゼッケンを付けて登場しました。このゼッケンは新潟競馬場で、有馬記念がある28日までのパークウインズ営業日に展示しています。

新潟競馬場で展示しているロイヤルファイトのゼッケン
馬房のオースミムーン

 ちなみにオースミムーンは額と左後ろ足に白い毛がありますが、役になりきるため黒く塗って出演したそうです。

オースミムーンの左後ろ足

姉は2020年の有馬記念馬

クルーク。姉は有馬記念を勝ったクロノジェネシス

 新潟競馬場の誘導馬には、オースミムーン以上に有馬記念と太いつながりがある馬がいます。クルークです。クルークは2020年に有馬記念を勝ったクロノジェネシスの弟です。クルークの姉にはクロノジェネシスのほかにも、GⅠ2勝のノームコアがいます。
 クルークは超良血馬として活躍を期待されました。馬主は、あのディープインパクトの馬主として知られる金子真人ホールディングスです。調教師は毎年、全国トップの勝利数を争う中内田充正氏。デビュー前から、競馬ファンの注目が高い競走馬でした。

クルークと髙田さん

 しかしデビューは遅れに遅れて4歳の5月。新潟競馬場の4歳以上1勝クラスに挑みましたが、1着から5秒以上離されたしんがり負け。2戦目も大差で負けて、残念ながら1勝もできずに競走馬を引退しました。
 新潟競馬場で誘導馬としてデビューしたのは2023年。新潟競馬場の乗馬センターの乗馬としても活躍しています。クルークを担当する髙田大地さん(23)は「乗馬として障害の飛越もうまくて、大会で優勝もしました。でかくて足が長いので、乗っていて気持ちがいい馬です」と話しています。

クルークとオースミムーン

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