
柏崎刈羽原発
再稼働目前の東京電力柏崎刈羽原発6号機で、制御棒の警報システムの設定ミスが見つかった。核分裂反応を制御する安全上重要な設備にかかわるミスは、6号機が運転を開始した30年前から見過ごされてきたという。東電は21日にも6号機を再稼働させる見通しだが、専門家らは設定ミスを「決して軽視できる問題ではない」と問題視。長年の点検の甘さが露呈した事態に、東電の運転能力にも疑問を投げかける。
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「制御棒は原子力安全にとって非常に重要な設備。あまりにもお粗末だ」。県技術委員会の委員で、元日本原子力研究開発機構研究員の岩井孝さんは、今回の設定ミスを批判した。
東電は6号機の建設当初に原子炉メーカーが設定を誤ったことが原因としているが、岩井さんは30年にわたり不具合が見逃されたことにあきれ、「ずっと気付かなかったのは重大。東電の運転技術能力、適格性が改めて問われる」と話す。
県が昨秋に行った県民意識調査では、...
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