東京電力柏崎刈羽原発の稲垣武之所長は26日の定例記者会見で、再稼働した6号機の制御棒まわりで相次ぐトラブルについて、再稼働前の停止状態では確認できない部分があったと釈明した。6号機は営業運転前の試験中で「悪さ(不具合)を出す段階でもある」とし、今後の安全運転につながるとの考えを強調した。

 制御棒は原子炉内の核分裂反応を調節する重要な設備。6号機では、再稼働直前の1月中旬以降、制御棒に関する不具合が5件続いた。

 会見ではこのうち、6号機で送電を再開した直後の今月17日の警報トラブルについて、制御棒の引き抜きを監視する装置の設定に問題があったと説明した。

 制御棒の位置情報が送られる際、ごくわずかな遅れが生じるのを、監視装置が「異常」と誤認したという。2017年に装置を更新した際のメーカーの設定が原因だった。

 制御棒を巡る不具合が相次いでいることについて、稲垣所長は、...

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