サッカーJ2アルビレックス新潟が、首位で前半戦を折り返した。後半戦初戦も白星を挙げ、デンカビッグスワン(新潟市中央区)でのホーム10連勝を達成、クラブ記録を塗り替えた。

 このまま好調な状態を維持して、6シーズンぶりのJ1復帰へつなげたい。

 アルビはこれまで13勝6分け3敗で勝ち点45。2位とは勝ち点差2で首位に立っている。

 今季から指揮を執る松橋力蔵監督は「勝ち点80以上」を目標に掲げている。

 2位までがJ1へ自動昇格する2012年以降、リーグ戦終了時点での勝ち点は10シーズン平均で首位は86・4、2位が81となっている。3位が76・4なので、勝ち点80が自動昇格圏に入る目安だ。

 このペースで進めば80点を超える可能性は十分だ。期待したい。

 開幕前の高知市でのキャンプ中には、新型コロナウイルスの感染が選手らに広がり、活動を一時休止せざるを得なかった。そのための練習不足もあったのか、開幕直後は振るわなかった。

 初戦の2月20日から3戦目までは引き分けが続き、4戦目に敗れ18位まで後退した。ところが3月19日のホームでの甲府戦に初勝利して以来は調子を上げ、ホームでは負けなしが続いている。

 昨季からのスタイルであるボールを保持し、ゲームを支配する戦い方を今季も継続した上で、より攻撃的な姿勢を強めた。相手陣内でプレーする時間も長い。

 本間至恩(しおん)選手(新潟市東区出身)ら主力選手が残留し、新加入選手らとのチーム内競争も激しくなった。松橋監督は試合ごとにメンバーを入れ替え、出場した選手が活躍している。

 ホーム10連勝を決めた秋田戦では、甲府戦以来3カ月ベンチ入りがなかったシマブクカズヨシ選手がプロ初のゴールを決めた。

 U-21日本代表の三戸(みと)舜介(しゅんすけ)選手ら若手の躍動も目立っている。

 昨季はJ2に陥落した2018年以降最高の6位で終えた。開幕から好調で昇格へ期待を膨らませたサポーターも多かったが、決定力不足もあり後半戦に失速した。

 今季は、その轍(てつ)を踏んではならない。積極的に攻める姿勢を常に心掛け、戦ってもらいたい。

 26日はアウェーで2位の横浜FCと対戦する。きっちりと勝利をつかみ、勝ち点差を広げ首位をキープしたい。