
米国とイスラエルが2月末、イランを攻撃した。イランを宿敵とみなすイスラエルに米国が同調した形だが、今回の行動が米国を利するとは素人目にも思えない。本書の題名と同じ疑問が浮かぶ。「アメリカはなぜイスラエルを支援するのか」。
米国史の専門家が、親イスラエルの強固な世論が築かれた歴史をたどる。結論を先取りするとこれは「多様な視点や意味づけが長期にわたって積み重なった結果」という。
米国の親イスラエル感情は17世紀に端を発する。英国の清教徒は、自らをエジプトで隷属状態にあった古代ユダヤ人に、アメリカ大陸を旧約聖書にある約束の地「カナン」になぞらえ、北米への入植を開始した。親イスラエル感情には「宗教的...
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