
小久保隆さん
緊急地震速報や横浜市のサウンドロゴ、電子マネー「iD」の決済音など、身近な「音」をつくったのが環境音楽家の小久保隆さんだ。鳴る場所や聞く人の状況を徹底的に考え、社会の中で役割を持った音をデザインする仕事の裏側を紹介した。
「ウィン、ウィン、ウィン!」。スマートフォンから鳴り響く緊急地震速報は東日本大震災以降、すっかり市民の生活に定着した。登場したのは2007年。脳の深みにまで瞬時に届く音を意識し、3回繰り返すことで注意喚起の効果を期待したという。
音は空間や環境の一部であり「安全か危険かを判断する、動物が生きるための鍵」。自然音を使ったヒーリング音楽も手がけており「正反対のものをつくっている...
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