1964年に20歳でプロ4年目を迎えた土井正博さん。同年は4番打者として64試合に先発出場し、パ・リーグ2位の98打点を挙げた。
1964年に20歳でプロ4年目を迎えた土井正博さん。同年は4番打者として64試合に先発出場し、パ・リーグ2位の98打点を挙げた。
近鉄時代の土井正博さん。豪快な構え方は野球漫画「あぶさん」の主人公が打撃フォームの参考にしたともいわれる。
1975年7月、オールスター第3戦で2ランを放ち、最優秀選手賞に輝いた土井正博さん。同年シーズンは本塁打王のタイトルを獲得=神宮
1980年シーズンに臨む土井正博さん。プロ20年目の翌81年限りで引退した。
2014年10月、中日の秋季練習で打撃指導する土井正博さん(右)=ナゴヤ球場
インタビューに応じる土井正博さん=2020年10月、大阪市内
1966年のシーズンに向けて練習する土井正博さん。

 プロ野球のレジェンドに現役時代や、その後の活動を語ってもらった連続インタビューの蔵出し企画「名球会よもやま話」。第58回は土井正博さんが2度目のご登場です。大阪・大鉄高(現阪南大高)を中退してプロの世界に飛び込みました。通算465本塁打を放った強打者ですが、スラッガーに似合わない意外な数字も残されています。(共同通信=栗林英一郎)

 ▽進学先がないピンチに差し伸べられた救いの手

 (大阪府柏原市の)柏原中学校の部活動から野球を本格的に始めました。ポジションはピッチャー。強かったですよ、うちのチーム。柏原中と(ともに大阪府八尾市の)龍華(りゅうげ)中、成法中、この3校がいつも切磋琢磨してね。みんな自転...

残り3344文字(全文:3643文字)