
酒井順子さん
落語が好きで、たまに聴きに行きます。ここ数年、熱心に聴いているのは、上方の落語家である桂二葉さん。
初めて彼女の落語に接した時は、強い衝撃を感じたものです。が、その時、自分が何に衝撃を受けたのかは、よくわかりませんでした。落語が面白かったのはもちろん、声や髪形が可愛いといったことも印象的だったけれど、それだけではない何かを感じたのです。
その後、二葉さんのインタビューなどを読むうちに理解したのは、二葉さんは女性の落語家には珍しく“男装”していない、ということ。女性落語家の多くは男着物を着ているのに対して、二葉さんは女着物で高座に上がっているのです。
着物だけではありません。八っつぁん熊さんのように...
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