本州放鳥に向けた野生復帰訓練中のトキ=4月、佐渡市新穂正明寺(環境省提供)
本州放鳥に向けた野生復帰訓練中のトキ=4月、佐渡市新穂正明寺(環境省提供)

 国の特別天然記念物トキが31日、石川県羽咋(はくい)市で放鳥される。佐渡市では2008年から計32回530羽が放たれたが、本州側では初めて。放鳥予定の約20羽は現在、佐渡トキ保護センター野生復帰ステーションで、餌を捕ったり飛んだりする力を養う訓練を受けている。

 環境省はトキ野生復帰の最終目標を「国内で成熟個体が千羽以上」などと設定。佐渡島の環境収容力は現状で500〜600羽程度とみられるため、本州での放鳥に踏み切ることにした。遺伝的多様性を高め、病気リスクを減らす目的もある。環境省の30年度までの行程表によると、本州では「2地域以上で計50羽程度」の生息を目指している。

 羽咋市での放鳥は、...

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