
月面原子炉のイメージ(NASA提供)
米国は、月面に原子炉を建設する計画を進めている。今年1月の発表によれば、2030年までの実現が目標。今後の探査本格化で増える電力需要を見越している。中国とロシアも30年代半ばまでに原子力施設の建設を目指しており、対抗する意図も見える。だが月面は温度差が激しい過酷な環境。専門家は「技術的に難しいことだらけだ」と指摘している。
▽不可欠
「月への再進出と滞在、さらに火星探査とその先への飛躍には、原子力エネルギーの活用が不可欠だ」。米航空宇宙局(NASA)のアイザックマン長官は、月面原子炉の建設に向けて米エネルギー省と覚書を締結した後の今年1月、こう述べた。
米主導の国際的な月探査プロジェクト「アルテミ...
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