
研究室で取材に応じる牛尾知雄さん=4月、大阪府吹田市
地球温暖化の影響もあり、深刻化する気象災害。大阪大の牛尾知雄教授は、ゲリラ豪雨のように速い動きの雨雲によって起こる現象も見逃さない、高性能な気象レーダーの開発に取り組んでいる。
気象レーダーは、電波を飛ばして雨や雪の粒に跳ね返ってくる時間や反射の強さを測り、降水の様子を捉える。全国に65台設置され天気予報に利用されているが、現在の観測網は1キロ以上の大きさが10分以上続くような雲でないと捉えられず、急速に発達する積乱雲を見逃してしまう。
牛尾さんが取り組む「フェーズドアレイ気象レーダー」は、小さい多数のアンテナを組み合わせた構造で、電波が進む方向を非常に速く細かく変える。数百メートルほどの幅の空...
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