先祖が妻の幽霊と再会した浜辺があった場所に立つ長根勝さん(左)と長女璃歩さん=1月、岩手県山田町
先祖が妻の幽霊と再会した浜辺があった場所に立つ長根勝さん(左)と長女璃歩さん=1月、岩手県山田町
明治三陸地震で被害に遭った現在の岩手県山田町田の浜地区の写真。長根家が代々暮らしてきた(宮内庁書陵部所蔵)
東日本大震災の津波で全壊した長根勝さんの自宅跡=2011年3月、岩手県山田町
長根勝さんの母享さん
享さんが上れなかった神社の階段前に立つ長根勝さん(右)と長女璃歩さん=1月、岩手県山田町

 ちょうど130年前の1896年6月15日、北海道と東北の太平洋沿岸に甚大な被害をもたらした明治三陸地震が発生した。犠牲者は2011年の東日本大震災とほぼ同じ約2万2千人。どちらも東北の太平洋沖を震源とし、大津波による死者が多数に上ったことも重なる。

 岩手県山田町の長根勝さん(67)の高祖父は、明治三陸地震で妻や子どもを亡くした。そして震災後、不思議な体験をする。妻と「再会」したのだ。この体験は、民俗学者・柳田国男の「遠野物語」に収められ、後世に残された。

 時代を経て、東日本大震災が起きた。母が行方不明になった勝さんに起きた出来事とは…。(共同通信=瀬田純平)

 ▽高祖父が見た妻は、別の男と2人で…

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