
福永正明・岐阜女子大特別客員教授
ミャンマーでは2021年にクーデターを起こした軍が主導する総選挙を経て、今年4月に親軍政権が発足した。民主化ではなく、軍が軍服を脱ぎ「民主主義」を偽装しただけの軍政だ。
民主主義の象徴で国家顧問だったアウンサンスーチー氏を拘束、人質として利用する軍政は国際社会に拒絶されている。日本も大使の派遣を見合わせ関係を格下げしてきたが、政府開発援助(ODA)事業は新規供与を停止したものの締結済みの事業は継続中で、日本国民の税金が軍や関連企業に流れる疑念は強い。
ミャンマーは関係の深い中国・ロシアへの依存を深めており、中国をけん制したい日本政府は、政府代表や高官、軍政側との不透明な接触を続けている。ミャンマ...
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