電通の木幡容子さん
電通の木幡容子さん
AIガバナンス協会の佐久間弘明さん
第一ライフ資産運用経済研究所の柏村祐さん

 会社員のAさんは家に帰る途中、もやもやしていた気持ちをはき出したくなって、スマートフォンを取り出した。

 「こんなことを言われたんだけど、どう思う?」「仕事もうまくいかないし、私の人生これでいいのかな?」

 問いかけた相手は家族でも友人でもない。人工知能(AI)だ。すぐに返事が来た。

 「きょうも大変でしたね」

 スマホの画面には、次々と優しい言葉が表示されていった―。

 こんなふうに、チャットGPTのような対話型のAIを相談相手とする人が増えてきた。いつでもどこでも話を聞いてくれるし、一方的に否定されることもない。こうした安心感や心地よさが理由のようだ。

 2025年の電通の調査では、気持ちを打ち明けられる相手と...

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