新潟市中央区でビーズアクセサリー教室を主宰する西山玉恵さんが手がけた、春らしい色合いのビーズネックレス(写真映像部・佐藤勝矢撮影)

 子どもの頃、小さなガラス瓶に入ったビーズに夢中になった。「今日はこれ」と決めた色の粒を取り出し、テグスに通しただけの素朴なネックレスやブレスレットを作って楽しんだ。

 大人になり、ここ数年は、市販のビーズアクセサリーを身に着けることが多い。1ミリにも満たない小さなガラスやチョウチョウ形のメタルなど、気分によって楽しめるビーズの手軽さが重宝している。

 ビーズと言えば小さなガラスの粒を思い浮かべるが、今回、新潟市西区のビーズショップ「セレクトビーズKAZ」を訪ね、素材の多様さに驚いた。パールや貝、陶器、アクリル、動物の角…。「穴が開いていればビーズです」と店主の増子和美さん(51)。大きさもさまざ...

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