鮮魚店や飲食店が並ぶ青海ショッピングセンター。休日を中心に多くの客でにぎわう=新潟市中央区(写真映像部・立川悠平撮影)

 「これほど近くにあるのに、どうして今まで気付かなかったのだろう」

 日々、取材に生かせるものがないかと意識して、アンテナを張っている。それでも、まちを歩いていると「灯台下暗し」を感じる瞬間は多い。今年に入り、それを最も強く感じたのは、新潟市中央区本町通6の商店街「ぷらっと本町」にある青海ショッピングセンターの存在を知った時だ。

 1979年開業の青海ショッピングセンターは、記者が勤める新潟日報メディアシップから徒歩15分ほどの距離にある。昼に本町周辺へ足を運ぶこともあり、何度も建物の前を通ったはずなのだが、なぜかこれまで一度も目に留めたことがなかった。

 1月、ぷらっと本町を歩いていると、立て看板...

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