地震の影響でアスファルトがめくれ上がった道路=1月2日、新潟市西区寺尾東1
地震の影響でアスファルトがめくれ上がった道路=1月2日、新潟市西区寺尾東1

 能登半島地震を受け、新潟県災害対策本部が1月8日午後1時時点でまとめた情報によると、新潟市内の住宅被害は市への被害調査申請件数が7日時点より640件増え、3749件となった。8日で地震から1週間がたったが、申請件数は今後も増える可能性があり、被害の全容は分かっていない。新潟市以外の住宅被害は130棟増え、計908棟となった。

 新潟市によると、1月8日までに罹災(りさい)証明を申請したうち、被害認定調査を終えたのは125件。新潟県によると、新潟市以外の住宅被害は三条、柏崎、小千谷、燕、佐渡の5市で被害棟数が増えた。

 人的被害で新たな被害確認はなかった。新潟市によると、西区の2カ所に計11世帯19人が避難している。

 建物が安全かどうかを確認する応急危険度判定について新潟県は、県内で調査申請件数が約2000件に上ったと明らかにした。このうち新潟市が約1800件と大半を占める。1月7日までに1261件の判定が完了し、県は12日までに調査を終えたいと説明した。

 新潟市西区社会福祉協議会は、積雪のため1月8日に予定したボランティア活動を中止した。10日再開する。

×    ×

地震関連の記事一覧

交通情報の一覧はこちら