
地震によりむき出しになった下水の浄化槽=1月6日、長岡市寺泊入軽井
1月1日に発生した能登半島地震では新潟県長岡市で最大震度6弱を観測し、見附、小千谷でも大きな揺れに襲われた。人的被害や液状化現象とみられる被害が相次ぎ、壁がひび割れるなどした住宅、公共施設も多い。長岡市では182世帯から建物の被害調査申し込みがあり、市が詳細を確認する。9日午前10時時点の3市の被害をまとめた。
地面から1メートル近く、コンクリートごと浮き上がった下水浄化槽-。最大震度5強の激しい揺れに見舞われた長岡市寺泊地域では液状化とみられる被害が出ている。市はこれまでに寺泊地域の7町内で同様の被害を32件確認。このうち4件でトイレが使えなくなり、2件で修理が終わっていない。
被害を受け...
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