能登半島地震による新潟県内の住宅被害は、県のまとめによると、1月31日時点で1万3086棟に上っている。地震の発生から1カ月となるが、液状化被害の大きかった新潟市では依然として調査が続いており、全容判明にはなお時間がかかりそうだ。
県内での人的被害は重傷5人、軽傷44人。このほか、新潟市内の小学校に通う5年生の児童が帰省先の石川県で亡くなった。
県内の住宅被害は計25市町村で確認され、全壊90棟、半壊1894棟、一部破損1万1088棟。このうち新潟市の被害棟数が全体の約7割を占め、全壊は85棟に上る。
新潟市に寄せられた罹災(りさい)証明書の申請件数は1万1364件。市は31日までに1万756件で調査を終えた。ただ、申請件数が増え続けていることや、一部地域で申請がなかった住宅も含めた全戸調査を実施したことから、当初1月末としていた調査の終了は2月以降にずれ込む見通し。