ドライバーの残業規制が4月に適用され、人手不足の深刻化が懸念される物流業界の「2024年問題」トラック運転手の時間外労働の上限が、働き方改革関連法に基づいて2024年4月から年間960時間に規制される。1日の拘束時間なども制限し、常態化していた長時間労働を是正する。一方で、輸送能力の低下につながりかねず、荷物の配送遅れなど物流の混乱が懸念されている。を巡り、経営にマイナスの影響が出るとみる新潟県内の企業が76・5%に上ることが、帝国データバンク新潟支店の調査で分かった。全都道府県で5番目の高水準。物流コストの増加を警戒する回答が多く「値上げラッシュで消費者にしわ寄せが行く」との声も上がった。

 調査は2023年12月〜24年1月、新潟県内企業487社を対象に実施し、...

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