
高齢者施設を運営する「スマイル」(新潟市東区)の大口債権者が、スマイルの破産を4月1日に新潟地裁に申請し、地裁が同日、保全管理命令を出したことが2日、分かった。帝国データバンク新潟支店によると、負債総額は約8億5千万円。
帝国データバンク新潟支店によると、スマイルは2005年に設立。新潟県内でデイサービスやグループホーム、ショートステイなどを幅広く運営し、19年5月期の売上高は約6億8千万円だった。
だが稼働率は計画を下回り、新型コロナウイルス禍で利用者数がさらに減少。不採算施設を閉鎖するなどして、23年5月期には売上高が約6億円に低下し、債務超過が続いていた。
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