
新潟県市長会は4月25日、新潟市中央区で定例総会を開き、原発で重大事故が起きた際の避難道路の早期整備を国に求める決議をまとめた。5月16日から富山市で開かれる北信越市長会の総会で審議され、採択されれば国や北信越地域選出の国会議員に提出される。
決議文では能登半島地震を踏まえ、地震や大雪などの自然災害と原発事故が重なる複合災害での実効性ある対策を要望した。「豪雪時などにおける安全かつ円滑な避難を確保するため、国の責務として避難路の整備を速やかに実施すること」と求めた。
審議は非公開で出席者によると、小千谷市の宮崎悦男市長が避難道路を確保する観点から除雪体制の整備も要望すべきだと述べ、要望項目に...
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