東京電力柏崎刈羽原発の6、7号機
東京電力柏崎刈羽原発の6、7号機

 東京電力は5月30日、柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。6、7号機の廃棄物処理建屋地下2階で、約400リットルの水たまりが見つかったと発表した。放射性物質は含まれておらず、外部への流出もないとしており、雨水が浸入した可能性が高いとみている。

 東電によると、廃棄物処理建屋は原発内で使った水を処理する施設で、放射性物質を扱う管理区域原発などの放射線を利用する施設などで、無用な被ばくを避けることや作業する人の被ばく管理を適正に行うため、他の区域から隔離されたエリア。外部被ばくだけをする可能性がある区域を「放射線管理区域」とし、内部被ばくの恐れもある区域を「汚染管理区域」としている。。5月29日正午ごろ、...

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