能登半島地震の発生から6月1日で5カ月になる。新潟県内の住宅被害は、県のまとめによると、5月30日時点で2万3562棟に上った。全壊106棟、半壊3097棟、一部破損2万345棟となった。

 液状化による住宅の傾斜や道路の陥没などの被害が大きかった新潟市では、1万7553棟で被害が確認された。内訳は全壊97棟、半壊2987棟、一部破損1万4469棟。

 新潟市に寄せられた罹災(りさい)証明書の申請件数は1万7451件で、このうち1万5849件を交付した。外観に加えて家屋内部を調査する2次調査の申請件数は644件で、調査を終えたのは437件。

(※新潟県は5月30日発表分で新潟市への罹災証明書の申請件数を1万8346件としていたが、1万7451件に訂正した)

 津波による河川の遡上(そじょう)が確認された上越市では、床下浸水を含めて1274棟の被害があった。

 柏崎市では県内で3番目に多い755棟の被害が確認されている。

 新潟県内の人的被害は重軽傷者を合わせて49人だった。