
新潟市の液状化対策などについて専門家が話し合った検討会議=5月22日、新潟市中央区一番堀通町
能登半島地震で液状化による多数の住宅被害が出た新潟市は5月22日、液状化の調査や分析、対策について専門家が議論する検討会議の初会合を新潟市中央区で開いた。地盤工学や地域防災などの専門家が委員を務め、2024年度中をめどに地域ごとの液状化対策の方針をまとめ、市に提言する。初回は被害状況や他都市の事例について意見を交わした。
委員は、長岡技術科学大の大塚悟教授や、国士舘大の橋本隆雄特任教授、いずれも新潟大の中村孝也教授、卜部厚志教授ら6人。大塚教授が座長に選ばれた。
会議では、事務局の担当者が罹災(りさい)証明書や地盤などのデータから、西区寺尾地区など砂丘の裾野部分と、西区黒埼地区と江南区天野の...
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