
スーツ姿に「リュック」。かつては手提げかばんが仕事の定番アイテムとされてきたが、昨今はカジュアル化の流れもあってか、こうした「背負う」スタイルがビジネスシーンでも目立つようになってきた。
朝の通勤時間帯。JR新潟駅前では、若い世代だけでなく、年配層も背中に担いでいる。リュック派は男性が多く、女性もちらほらいた。
リュックは、かさむ荷物を疲労感なく持ち運びできるのが魅力だ。エコや健康志向の高まりから増えている自転車通勤にも、適している。背負うことで両手が自由に使えるのも利点だ。
ただ、私が入社した20年ほど前は「仕事にリュック」は考えもしなかった。ずっと手提げかばんを愛用してきたが、ノートに資...
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