柏崎刈羽原発
柏崎刈羽原発

 東京電力のテロ対策の改善状況を評価する東電の第三者委員会「核セキュリティ専門家評価委員会」が7月4、5の両日、東電柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。で会合を開いた。会合後の記者会見では、東電の取り組みを評価する一方で、テロ対策の認識不足が指摘された問題が報告されていないことも明らかになった。

 評価委が柏崎刈羽原発を訪問するのは6回目。板橋功委員長(公共政策調査会研究センター長)は記者会見で、侵入検知設備の誤警報が格段に減少したとし、...

残り359文字(全文:567文字)