
柏崎刈羽原発
6月20日告示の東京都知事選(7月7日投開票)に向け、現職の小池百合子氏、参院議員の蓮舫氏ら4氏が6月19日、都内で開かれた日本記者クラブ主催の共同記者会見で意見を交わした。原発の利用について賛否を問われたが、両氏とも明言を避けた。
小池氏は「安全性の確保についてさまざまな手続きが行われ、特に東京電力柏崎刈羽原発新潟県の柏崎市、刈羽村にある原子力発電所で、東京電力が運営する。1号機から7号機まで七つの原子炉がある。最も古い1号機は、1985年に営業運転を始めた。総出力は世界最大級の約821万キロワット。発電された電気は関東方面に送られる。2012年3月に6号機が停止してから、全ての原子炉の停止状態が続いている。東電が原発を再稼働させるには、原子力規制委員会の審査を通る必要がある。7号機は2020年に全ての審査に「合格」したが、安全対策を施している最中で、再稼働していない。はさまざまな手続きを踏まえて進んでいると承知している」と述べた。
蓮舫氏は「イエスノーで答えられるような両極な問題ではない。国の政策と都の政策は当然影響し合うものだ」と話した。
両氏の他に参加した、前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏、元航空幕僚長の田母神俊雄氏は、いずれも賛成とした。石...
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