太陽光発電設備と蓄電池を設置する工事の安全祈願祭=柏崎市北条
太陽光発電設備と蓄電池を設置する工事の安全祈願祭=柏崎市北条

 新潟県柏崎市が出資する第三セクターで、電力小売事業を手がける地域エネルギー会社「柏崎あい・あーるエナジー脱炭素エネルギーの地産地消などを目的に2022年3月に設立された。桜井雅浩・柏崎市長が社長を務める。経営の実務は全国で自治体新電力を手がける「パシフィックパワー」(東京)に委託している。資本金は3千万円で、柏崎市が67.66%、INPEXが10%、パシフィックパワーが10%、石油資源開発が3.33%、北陸ガスが3%、植木組、第四北越銀行、ブルボンが各1.66%、柏崎信用金庫が1%を出資する。社名の「あい」はIdeal(理想的な)、「あーる」はRealistic(現実的な)を意味する。」は、柏崎市北条の遊休市有地で、太陽光発電設備と大型蓄電池の設置工事を進めている。あい・あーるエナジーが所有する自社電源は、太陽光、蓄電池とも2施設目。2024年度の完成を目指す。「国の力を借りながら、自社電源の開発を着実に進めていきたい」としている。

 あい・あーるは柏崎市が主導し、22年3月に設立した。桜井雅浩市長が...

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