関西電力高浜原発の1号機(右)と2号機=2023年11月、福井県高浜町
関西電力高浜原発の1号機(右)と2号機=2023年11月、福井県高浜町

 原子力規制委員会原発推進を担う経済産業省から安全規制の役割を分離させ、原子力規制に関する業務を一元化した組織。東京電力福島第1原発事故を受けて発足した。国家行政組織法3条に基づき、人事や予算を独自に執行できて独立性が高い「三条委員会」として環境省の外局に位置付けられる。衆参両院の同意を得て首相が任命する委員長と委員4人で構成する。は10月16日の定例会合で、11月に運転開始50年となる関西電力高浜原発1号機福井県高浜町にある関西電力の加圧水型軽水炉で、出力は82・6万キロワット。1974年11月に営業運転を開始した。廃炉になった原発を除くと、国内では最も古い。2011年1月に定期検査入りして以降停止し23年に再稼働した。東京電力福島第1原発事故後にできた、運転期間を「原則40年、最長60年」とするルールの下で、16年に40年超運転が認められた。25年6月には、60年を超える運転を可能とする法律が施行される。(福井県)について、今後10年間の管理方針を定めた保安規定を認可した。50年を超える運転の認可は国内初。

 高浜1号機は国内で最も古い...

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