大和証券新潟支店の石本靖朗支店長(右)から贈呈書を受け取る新潟大のマドシカ助教=新潟市中央区
大和証券新潟支店の石本靖朗支店長(右)から贈呈書を受け取る新潟大のマドシカ助教=新潟市中央区

 大和証券財団(東京)は医療や介護分野の若手研究者への助成事業で、新潟大のアベウィックラマ・ハンサニ・マドシカ助教らの在留外国人の慢性疾患調査に100万円、新潟大大学院の藤木伸也特任助教らが取り組む、心不全の入院患者の健康寿命悪化を予測する研究に70万円を贈った。

 財団は1973年度から毎年助成し、今回で51回目。これまでに約14億円を助成している。50歳未満の研究者が対象で、2024年度は全国から279件の応募があり38件への助成を決めた。

 マドシカ氏は、増加する壮年期の在留外国人の慢性疾患について調査。病気を引き起こす要因などを明らかにすることが目的だ。

 藤木氏は心不全患者の協力を得て、過...

残り156文字(全文:456文字)