
一般質問が行われた新潟県議会12月定例会=12月9日、県議会
JA新潟県厚生連の村上総合病院が2025年春に分娩(ぶんべん)取り扱いを休止する問題を巡り、新潟県議会本会議の一般質問では12月9日、議員から県内の周産期医療体制を懸念する声が相次いだ。花角英世知事は「分娩数が大きく減少する中、このまま全ての施設を維持するのは難しい。(県内七つの)医療圏ごとに集約していかざるを得ない」との認識を改めて示した。
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村上総合病院は分娩数の減少で収支が悪化し体制維持が困難となったため、2025年3月中旬をめどに分娩を休止する。その後は妊婦健診や産後ケアには対応するが、地元の妊婦は新発田市の医療機関などで出産することになる。
県北エリアから分娩施設がなくなることから、...
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