農林水産省は12月24日、2023年の農業産出額を公表した。新潟県は前年より88億円(3・7%)減の2281億円だった。そのうちコメの産出額は1255億円で、前年から64億円(4・9%)減った。都道府県別順位は3年連続の14位だったものの、コメの産出額は45年連続で全国トップを維持した。

 23年は猛暑と渇水の影響で、新潟県のコメの作況指数(平年=100)が95の「やや不良」と全国最低だった。1等米比率も、うるち米全体で15%、主力のコシヒカリは5%と過去最低水準に落ち込んだ。新潟県の農業産出額はコメが55・0%を占めており、コメの産出額減少が影響した。コメ産出額2位の北海道は、前年より7・7...

残り358文字(全文:658文字)